当相談所にも、息子さん・娘さんを結婚させたいという親御さんからのお問い合わせが定期的にあります。
厚生労働省発表の平均初婚年齢は2019年で男性31.1歳、女性29.4歳と年々上昇しています。
「晩婚化が進んでいるから結婚が遅くなっているだけ」
「うちの息子も・娘も、そのうち結婚する」
そう思っていたけれど、まったく結婚する気配がない。
息子さん・娘さんが自分から動くようにも見えなくて、親御さんが動き出しているのです。
しかし、親御さんが「令和の婚活事情」を知っておかないと、うまくいくはずのものが、うまくいかなくなるかも知れません!
参考「1年間での活動費比較(しあわせの扉と一般的な結婚相談所)」
もくじ
6.まとめ1.30年前とは違う結婚事情
親御さんの結婚適齢期だった30年前、40年前は、ほとんどの人が結婚できる「皆婚時代」でした。
40年前1980年の生涯未婚率は男性2.60%、女性4.45%。
それが2015年では、男性23.37%、女性14.06%と大幅に上がり、今後も未婚率上昇が予想されてます。
そう、いま30代、40代で結婚していないのは、「変わった人たち」なのではなく、「普通の人たち」なのです。
今は婚活をしなければ結婚できない時代です。
今の30代、40代の未婚男女も、20代頃までは「自然と出会って、自然と結婚できる」と思っていた方がとても多いのです。
しかし、現実は、とても忙しく、出会いもないのです。
周りの反応も変化しています。
10年程前なら、平気で「結婚しないの?」なんて言う同僚・上司は当たり前のように存在しました。
しかし、今は「結婚しないの?」は「セクハラ」です。
言われることが少ない分、焦りにくくもなっています。
さらに、「職場結婚」も減少しています。
職場での恋愛は、一歩間違えば「セクハラ」だからです。
独身でいることで受ける精神的ダメージが、これまでより少ない分、婚活を先延ばしすることにもなっています。
2.本当は結婚したい!?
「結婚は個人の自由。したい人はすれば良い、したくない人はしなくても良い時代」
と言われるようになってきています。
息子さん・娘さんも同じようなことを、親御さんには言っているかもしれません。
しかし、実際の調査では、結婚する意志を持つ未婚者は9割弱で推移しています。
結婚しなくても良い時代でも、本心では結婚したい時代です。
「早く結婚して欲しい」
息子さん・娘さんを心配する気持ちから、ケンカになるというお話は、本当によく耳にします。
結婚が難しい時代になった現代、息子さん・娘さんが、結婚したい気持ちを抱えていても、
皆婚世代の親御さんには言えない気持ちも、たくさん抱えているかもしれません。
のんびりしているように見えて、誰よりも心配をしているのは当の本人だったりもします。
未婚のまま50歳になると国の調査上は「生涯未婚」と、もうこの人は一生結婚しないだろうと位置づけられてしまいます。
50代、60代、70代になっても、ひとりでも寂しくない、ひとりでも困らないは続くでしょうか?
50代になって、駆け込むように結婚相談所に入会する男女が後を絶ちません。
特に男性は高齢で未婚の場合、社会と距離を置いて家族がいない独居老人になる傾向が高いようです。
本心では、息子さん・娘さんだって一日も早く結婚したいと思っているかもしれません。
3.親御さんの、言っていいこと・悪いこと
「いつになったら結婚するの?」
「同級生の○○ちゃん、二人目が生まれたんだって」
「そんなだから、あんたは・・・!」
ついつい、そんな言い方をしていませんか?
こいうった言葉を言われると、息子さん・娘さんの自尊心は傷つきます。
世間体を気にしているように感じられ、親御さんの気持ちは伝わりません。
自分に関係ない誰かと比較され、自分の親から、「あなたは劣っている」と言われているように感じるものです。
ケンカになっては、伝えたいことは伝わりません。
感情のままに言葉をぶつけていては、息子さん・娘さんは婚活に必要な自信も気力も失いかねません。
親御さんが伝えるべきことは、心から応援しているということです。
未婚の息子さん・娘さんが将来、50代、60代、70代・・・
親はいつまでも元気ではいられない
息子さん・娘さんが、ひとりぼっちになってしまうのを心配している
4.親御さん主導で、うまくいくパターン
親御さん主導で婚活を始めてうまくいくのは、婚活を始めたら親御さんは口出ししないパターンです。
よくある流れは次の2通りです。
結婚しないわが子を責めることなく、親御さんが代わりに婚活のために情報収集をする姿を見せたら、本人も真剣に婚活を考えるようになって動き出すケース。
もう一つが、息子さん・娘さんに黙って情報収集をして、息子さん・娘さんに、試しに結婚相談所の話を一緒に聞いてみようと誘って婚活を始めるケース。
いずれも、情報収集の段階では親御さん主導でも、話を聞く段階では息子さん・娘さんご本人が、ご自身で決めて婚活を始めています。
5.ご本人も親御さんも忘れがちな「婚活注意点」
婚活で忘れがちなのが「選んでもらう」という意識です。
息子さんは、若くて可愛い女性だけを条件にしていないでしょうか?
自然な出会いで喋ったこともないようなタイプの女性とはうまく行きません。
娘さんは、結婚後は専業主婦希望、共働きNGで、お相手選びをしていないでしょうか?
今は専業主婦志望の女性は敬遠される傾向です。
結婚は、価値観が合う、波長が合う、ある程度お互いの条件が合うことが大切です。
条件以上に、お互いに歩み寄れる相性の大切さを伝えられるのは親御さんです。
また、親御さんが気を付けなければならないこともあります。
息子さんのお相手は、初婚で、30代までで、結婚後は同居(二世帯住宅や敷地内同居を含む)が当然だと考えていませんか?
婚活が成功する確率が高いのは3歳差以内です。
結婚後に同居(二世帯住宅や敷地内同居を含む)を希望する男性は、どんなにハイスペックでも、婚活は苦戦するのが通常です。
息子さんのために新築の家を住宅ローンなしで用意していても同じです。
娘さんの相手には、結婚歴のある人はもっての他!
有名企業勤務か公務員じゃないとダメ!
転勤がある人はダメ!
学歴が低い人はダメ!
など、たくさん条件を付けていませんか?
選んでもらう意識を忘れていると、婚活は苦戦します。
息子さん・娘さんが、自分で自分に合うお相手を、やっとのことで見つけても、
親御さんが壊してしまうことが実は非常に多いのです。
そういった場合、次の縁談も、その次の縁談も、ボタンを掛け違えたように、うまく行かなくなる傾向です。
親御さんがNOを出したご縁は、本当に手放して良いものだったのでしょうか?
婚活を始めたら、主導権は息子さん・娘さんに渡すことが大切です。
6.まとめ
婚活をしなければ、普通の人たちが結婚できない時代です。
婚活にはストレスがつきもので、大変に感じることも多いものです。
周囲がそれを、きちんと理解して協力すれば、息子さん・娘さんも一歩前に踏み出せるかもしれません。
ご本人に「いつかは結婚したい」という気持ちが本音ではあるのなら、婚活を始めるきっかけを作れるのは親御さんです。
しかし、あくまでも婚活をして、結婚するのは息子さん・娘さんです。
婚活を始めたら、息子さん・娘さんを信じて、応援に徹しましょう。
参考「1年間での活動費比較(しあわせの扉と一般的な結婚相談所)」
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